concept

東京で育てた森の木を
使った地産地消の家づくり。

多摩で生まれ60年もの長い歳月をかけて育てた「東京の木 多摩産材」を活かし、街に、暮らしに届けています。
私たち小嶋工務店は、東京の木にこだわった家づくりを続けています。

東京の森と共に
100年先を見据えて

1965年に創業した小嶋工務店。
これまで4,500棟もの建築のご依頼をいただいてきました。東京多摩の暮らしを工務店として貢献していくだけでなく、環境にも貢献したいという想いから、多摩産材を使った家づくりが始まったのは2008年頃でした。

東京の木にこだわり、地産地消の家づくりで、ご家族の絆が深まる家をおつくりしています。多摩で生まれ育った「東京の木 多摩産材」と共に、家と森を育てていく、そんな工務店を目指しています。

東京の木で家を建てる

なぜ、東京の木にこだわるのか。
なぜ、この工法なのか。

それは、「この東京の地でより良い家をつくることができ、長持ちさせることが出来る」ためです。

木には多くの魅力があります。ただ気持ちがいい、癒されるだけではない。多摩で生まれ育った「東京の木」の本来の力を、一人でも多くのご家族に感じて頂きたい。そして、ずっとずっと大切に長く暮らしていただきたい。

そう私たちは想い、これからも建物に多摩産材を使い、東京の木にこだわった家をつくり続けます。その家で、笑い合い、助け合い、安らげる。家族の絆が深まる家を、私たちは提供し続けます。

story of
tokyo wood

自然豊かな多摩の森
繋いできた山の歴史

東京の約40%は森林に覆われ、そのほとんどは木材生産のための人工林です。しかしながら、これらの森林資源は、ほとんど活用されていません。

時は、江戸時代。1600年代に徳川家康が江戸幕府を開いて以降、江戸の町は世界一といわれるほど人口密集地帯になっていきました。

建築ラッシュの中で大量の木材が必要となり、その供給の一翼を担ったのが多摩地域だったのです。
天然林が伐採された後に、建築用資材として植林され、生まれてきたのが今の多摩の森。人の手でつくられた生態系が、人の手なしで存続することもできません。

新しい世代をつくる

植樹活動

私たちは未来永劫、この里山の森林を維持管理する義務があると考えています。多摩の林業を守ることは、自然を守ること。それは、未来の私たちの暮らしを守ることでもあり、環境を守ることでもあるのです。

家を建てるために使用する木材は、前の世代が育てた貴重な資源です。これらの森林資源を使い切るのではなく、東京の森と木材を次の世代に繋げるために、私たちは恩返しをする必要があります。

そこで東京の林業会社である田中林業、東京チェンソーズの2社と共に、森づくりを行っています。

森を育み、木をいただく

管理、伐採、そして循環

伐採をすることで、森の適切な森林循環を促します。私たち小嶋工務店は、東京の木 多摩産材を扱う会社として、森の持続可能な循環再生に貢献する使命を担っているのです。

成熟した木を収穫し、新しい木を植えることで、森林の健全性を保ちながら木材を生産します。このプロセスにより、森林は維持され、生態系への影響を最小限に抑えながら木材を森から享受することができます。

私たちは持続可能な伐採により、東京の木を家づくりの素材として活用しながら、東京の美しい自然環境を守る「持続可能な森林循環」に貢献していきたいと考えています。

森をみて、家を想う

森・木の尊さを伝える

高品質な「TOKYO WOOD」をたくさんの方にお伝えしたいと思い、バスツアーを年3回開催しています。原木に直に触れ、桧の豊かな香りや、天然乾燥の美しい木肌などを五感で体感する1日です。

ツアーでは、多摩地域の伐採現場、原木市場、貯木場、製材所を日帰りで見学します。大量の木材の中から、TOKYO WOOD の家で使う材料の選び方を見たり、ヒノキの柱が完成するまでの工程を聞いたり、木本来の力を発揮するための天然乾燥を見せてもらったり。木の魅力、森の営み、森の力を知っていただく機会を開催しています。

確かな品質の木材へ

天然乾燥と品質管理

通常、住宅用の木材は急速に高温乾燥され、水分と油脂成分が失われ、パサパサとした質感になってしまいます。私たちは木材を伐採後、天然乾燥という木材の乾燥方法にこだわっています。これにより、木材は香りが豊かで美しく、耐久性が高まります。

天然乾燥は手間がかかりますが、シロアリの侵入を防ぎ、防腐効果もあるため、木材の強度と耐久性が向上します。暮らしの中でも木の香りを愉しめる理想の木材が生まれるのです。

家になり家族に届く

TOKYO WOODが
家族の絆を育む

天然乾燥の高品質なTOKYO WOODを使用することで、森からの恩恵をいただき、お客様の理想のお住まいを完成させます。

私たちは“木”を大切にしていますが、ただ木を使えばいいということではなく、ベースとなる住宅性能である外断熱、高気密と組み合わせるパッシブな自然と調和した家を目指しています。季節に応じた快適な環境を提供し、ほっと安らぐ家族に愛される木の家をこれからもつくり続けてまいります。

親から子、子から孫へ。
東京の森を、そして環境を
小嶋工務店はこれからも支えていきます。