TOKYO WOODバスツアーの見所

おはようございます、小嶋です。

昨日は、ご依頼頂いた見積りの作成に集中していました。

自粛解除後、少しづつお見積りのご依頼が増え、本当にありがたいと心から思いますね。

一時は、2年は終息しないのでは等、ニュースを拝見し、情報を得る度にどう会社を守るか

考え続けていましたが、自粛期間中にも790坪の大型木造住宅のお仕事を頂けるなど、

絶えずお仕事のお話を頂き、心から感謝の気持ちで一杯です。

中でも、20年近く前から建て替えるなら弊社でと考え、名刺を冷蔵庫に貼って頂いた、

お客様からご連絡を頂きお仕事を頂くなど、地元の工務店として本当に嬉しい気持ちになりました。

まだまだ新型コロナウイルスの脅威はあるとは思いますが、消毒等出来る対策を講じて、

ご安心して家造りを楽しんで頂けるように、努めていきたいと思います。



さて、7月18日に開催する『TOKYO WOODバスツアー』ですが、

バスツアー見所を、何日かに分けてご紹介させて頂きたいと思います。



まず、10数年前、国土交通省長期優良住宅先導事業に採択される少し前に出会った、

二人の人物からご紹介させて頂きたいと思います。



その人物は、沖倉製材所の代表、沖倉社長と中嶋材木店の代表、中嶋社長のお二人です。

出会いは、前途述べた国土交通省のコンペに応募する事でした。



弊社、建設部長の松野君から国産材を使用する上で、2団体まで絞りましたが、最終判断が出来ないので、

決めてくださいと言われた事から、お二人に御会いさせて頂き、現在に至っています。



過去のブログでも、お二人について述べていますが、お二人に出会えた事は、

弊社の家造りを大きく変化させる事が出来たという事について心より感謝しています。

大きな製材所では決して採用して頂けないオーダーを数々採用して頂き、

心から満足できる、『TOKYO WOOD』という木の香り漂う素晴らしいレシピを完成する事ができました。



日本の住宅建築の大半は、欧米や中国大陸から輸入され、加工された木材を使用し、

東京では森林面積が40％以上あるのにも関わらず使用されていない状態が続き、

花粉の飛散を食い止めることが出来ず、山は荒廃の一途を辿っていました。

戦後の復興で、日本の森林資源は枯渇し、その後、田中林業（檜原村）の先代から、

現在の当主にに至るまで丁寧に育て上げた原木が使用されず、安価な原木流通に悔しい

思いをしていました。



戦後植えた苗木が、伐期を迎え花粉を飛散する状態は、素晴らしい木材資源が沢山あるという事、

勿論、戦争の後のように、計画的に伐採しなければいけませんが、現状は育つ原木が増加する速度より、

伐採する速度が遥かに劣っている状態の為、前途述べた花粉の飛散を招く事態となっています。

50年生当たりから花粉の飛散が始まる杉や檜は、伐期を迎えたら伐採して、孫の代の資産として

計画的に苗木を植樹する、林業家の仕事は、水源を守る上でも、無くてはならない職種だと思います。



今回のバスツアーでは、東京の林業家がどう活動して、良質な原木を皆様にお届けしているのか、

そしてその原木を、どう良質な構造材（柱等）に加工していくのか、

住宅業界では、ブラックボックスにあたる部位をご覧頂けらば幸いです。



東京に住まう方が、東京の山の木材で家を造り、東京の環境に寄与する。

最高の檜の香りを、ご堪能頂ければ幸いです。

お二人の事を記載しようとしたのですが、脱線してしまいました。

明日また、お伝えしたいと思いますので、お立ち寄り頂ければ幸いです。

さあ、今日も一日がんばります！



 

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