曲者『C材』を人気者にするプロジェクト

こんにちは、小嶋です。

今日は朝から檜原村へ試験機のテストに行ってきました。

現在、私達が取り組んでいるプロジェクトの一つに『C材』の活用があります。

原木市場で使われる木材の価値を表す指標が3段階あります。

その中で最も買い叩かれるのが『C材』言わば土木建築の杭に使用されたりする原木です。

建築構造材や床材、カウンター材等に使用されるA～B材は使い道が幾らでもあり、高値で取引されますが林業家を悩ませるのは『C材』の使い道です。

一般的には林道を造る際の下地や杭で使用しますが、立ち木で言えば一番先の部位は曲がり材も多く、本数で言えば約4分の1を占めます。



では、この曲者『C材』をどう活用するか、今回、TOKYOWOOD普及協会の専務理事である田中林業の田中社長と、年間を通して全量買取を弊社として頂き、様々な部位に対してチャレンジしようと半年前から打ち合わせを重ねています。



ITを使用し原木の本数、総量計算から用途判別をし各部位別の原価計算をする。建築材には様々な木材が使用されるため、適材適所の材をこの使用して作り上げる支援をさせて頂きます。まず、試験的に製作するのが、外来材に依存する部位、そして新建材を使用している部位に対して試験体を造りたいと思います。

試験体が完成したのち、PLAN-Aは、中嶋材木店での機械設備を強化し土地を購入し作り上げる作戦。PLAN-Bは、新たにTOKYOWWOO普及協会もしくは新会社での設備投資案等、現在検討中ですが、必ずやり遂げたいと思います。プロジェクトリーダーは、購買部門の比嘉部長と前田課長にお願いし、毎日のように話し合っていますが、夢は広がりますね。



良質な構造材は、中嶋社長に素晴らしい構造材に製材して頂き、曲者（C材）は弊社の曲者、前田課長に人気者に変えて頂きたいと思います。

試験体が完成しましたら、またご報告させて頂きます。

TOKYOWWOOのチャレンジは、まだまだ続きますので、応援宜しくお願い致します。

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