

モデルハウス小金井
宿泊体感モデルハウス
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13 | 14高騰し続ける建築費を抑える工夫。 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
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2025.10.14
こんにちは、小嶋です。
今日は一日、鉛色の空が広がっていましたが、空気はひんやりと心地よく、ようやく秋の気配を感じられるようになってきました。
このところ涼しい日が続いているおかげで、現場の職人さんたちも作業がはかどっているようです。
台風シーズンの真っただ中ですが、どうか今年は被害の少ない穏やかな年であってほしいものです。
さて、最近お客様から
「建築費が高騰しているけれど、どうすれば少しでも抑えられるのですか?」
というご質問をいただくことが増えてきました。
たとえば、感染症が拡大する前の弊社の平均ご契約坪単価は、本体価格で約80万円/坪(税別)でした。
しかし、令和7年8月決算期の時点では約113万円/坪(税別)と、坪あたり30万円以上も上昇しています。
この3年間で、毎年約4万7千円/坪ずつ上がり続けている計算になります。
この価格高騰の背景には、材料費や物流コスト、燃料費などの上昇があります。
ただし、建築会社がこうした材料費の上昇を見積に反映できるのは、実際には半年以上のタイムラグがあるため、来年以降もさらに価格が上がることが見込まれています。
日本全体がインフレの波の中にある今、建築費を抑えるためには、まず「なぜ価格が上がっているのか」「どの部分が変化しやすいのか」を理解することがとても大切です。
もちろん、建築の専門家でなければ見えにくい部分も多くありますので、今回はその中でも比較的わかりやすいポイントから、順を追ってご説明させていただきたいと思います。
最近、お客様から「高騰する建築費を抑えるにはどうすればいいですか?」というご相談をいただく機会が増えています。
感染症拡大以前の弊社の平均ご契約坪単価は本体価格で 約80万円/坪(税別) でしたが、令和7年8月決算期では 約113万円/坪(税別) となり、1坪あたり約30万円以上の高騰となっています。
つまり、年平均で 約4.7万円/坪 のペースで上昇している計算です。
建築資材の価格は上昇を続けており、その価格変動が実際の見積に反映されるまでには 約半年以上のタイムラグ があります。
したがって、来年もさらに上昇する可能性が高い状況です。
このようなインフレ環境の中で、建築費を抑えるためには、状況に応じた建築計画を理解・工夫することがとても重要 です。
今回は、その中でも「分かりやすく、すぐに実践できる」項目をいくつかご紹介します。
① 土地条件の確認(大きなコスト差になるポイント)
お土地からお探しの場合、以下を必ずご確認ください。
水道引込:既に引込があるか、20mm以上の管径か
排水桝:設置済みか。未設置の場合、自治体の補助対象か
旗竿敷地:敷地延長の長さ(小柱設置が必要になる場合あり)
解体の時期:埋設物や地盤改良の有無を確認
敷地と道路の高低差:残土処理や盛土の費用に直結
この条件を事前に調査・把握することで、数百万円単位のコスト差 が出る可能性があります。
② 補助金制度の活用
東京都では、耐震性・温熱環境の強化 に力を入れており、
高性能住宅の建築に対し、多額の補助金が活用できます。
弊社で建築されるお客様の 7割以上が補助金を上手に活用 しており、コストダウンと性能向上を両立しています。検討の価値は大いにあります。
③ GL設定で残土処理費を抑える
基礎工事では、GL設定により残土の量が大きく変わります。
例えば、道路より+200mmの敷地を+100mm設定にすると、40坪の敷地で 残土処理だけで数十万円 の費用が発生することもあります。
設計段階で残土量を最小限にする工夫
搬出経路や道路幅も考慮(小運搬はコスト増)
こうした 初期設計での判断が、後々の費用に大きく影響 します。
④ モジュールの工夫で構造コストを削減
建築では「尺寸モジュール」と「メーターモジュール」があります。
東京都のような複雑な敷地条件では設計も難しくなりますが、できるだけ 455mm以内 にモジュールを納めることで羽柄材や横架材の使用量を抑えられます。
最悪でも1/4モジュール(227.5mm)以内を意識することで、資材コストを圧縮 できます。
⑤ 開口部(窓など)を最適化する
断熱性能を高める上で、外皮(壁・屋根・基礎)は年々性能が向上していますが、開口部(窓)の性能は断熱材の1/5〜1/4程度。
南側以外の開口部はなるべく少なく・小さく
外皮平均値(UA値)を下げることで、断熱性能とコストの両立が可能
弊社でも平均UA値は年々向上しており、令和9年完成予定宿泊体感住宅Ua値0.25、令和10年完成展示場では UA値0.20 を目指しています。
さいごに
最近はSNSや動画配信などで住宅の情報を得る方も増えていますが、中には誤った情報や弊社資料の無断利用も見られます。
本当に家づくりを真剣に検討されている方は、ぜひ弊社の「バスツアー」に参加 してみてください。
現場をご覧いただくと、コストと性能のバランスの取り方がより明確になると思います。
おかげさまで、第57期(R6.9.1~R7.8.31)は増収増益 となりました。
日々のご支援に心より御礼申し上げます。これからも良質な住宅づくりに邁進してまいります。
ご不明な点やご相談があれば、どうぞお気軽にお申し付けください
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