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現場日記

寒くなりましたね。

2019.10.25

こんにちは、建設部 捧です。

最近益々冷えてきましたね。

朝晩はもちろんですが、雨が降る日が多くて余計に寒さに拍車がかかります。

 

さて本日は前回の壁繋がりで「壁下地」についてご紹介したいと思います。

壁下地とは簡単に言うと壁の中に木の板を張ることです。壁の仕上がりは前回ご紹介した石膏ボードの上にクロス、つまり壁紙を貼ったものになりますが、その時点では石膏ボードの中身は柱・間柱・筋かいを除いて空洞です。それはつまり壁の向こう側が見通せる状態ということです。その見通せる空間を埋めるように木の板で蓋をしていくのが壁下地です。

その目的としてはビス(ネジ)を留められるようにするためです。何故留められるようにするかというと、壁が仕上がった状態の上から手摺や棚等を固定して取り付けられるようにするためです。

その下地がないと石膏ボードだけになってしまいます。そして残念ながら石膏ボードではビスを固定することが出来ません。ですのでビスを留める際は必ず下地が入っている場所でなければなりません。

 

    

下地を入れるとこのようになります。下地は柱・間柱・筋かいと一直線になるように張っていきます。そしてこの上から石膏ボードを被せるように張っていきます。

また、タオル掛けやペーパーホルダーが付くことが多いことから、洗面脱衣室やトイレなんかには必ず下地が入ります。

同じくカーテンや手摺が付くことから、窓の上部や階段の手摺回りにも必ず下地が入ります。

 

 

下地は作業工程の中でもあまり目立たないところではありますが、実は意外と大変で下地が多い設計だと大工さんも渋い顔をします。

だけどそれでも文句を言わずに仕事を完璧にこなすのが大工さんのすごいところでもあります。

まさに仕事人でかっこいいですね。

 

建設部 捧