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現場日記

クロス工事

2020.01.11

こんにちは、建設部 捧です。

まだまだ寒いですが最近は晴れることが多くて何かと助かりますね。

雨が降ると気温もぐっと下がるのでその点でもこのまま晴れが続いてほしいものですね。

 

 

さて本日は暫くお休みしていた壁シリーズに戻ってきました。

今回は壁を構成する上で一番目に入る、というか寧ろほとんどこれしか見ることができない表面の仕上材料、「クロス(壁紙)」です。

 

クロスは所謂壁紙であり、石膏ボードを張った上から糊で貼っていくものです。

そしてそのクロスを貼る前に、貼る面の段差を無くすためのパテを壁全体に埋めていきます。

 



 

これは石膏ボードを止めているビス(ネジ)の表面をパテで埋めたものです。

 

 

そしてこの様に壁全体の段差を埋めていくとこんな感じになります。

 



 

クロス屋さんは現場に入ったらすぐにクロスを貼れるわけではなく、このパテで埋めていく作業から始めなくてはなりません。

パテの作業だけで数日かかったりもするのでイメージしていた仕事量よりもずっと多く感じますよね。

そんな大変そうなパテですが、全てに同じものを使うわけではなく色々と種類があったりします。

他にもたくさん種類はありますが、例えば「下地用」と「仕上げ用」とではパテは違います。

 



 

この写真でいうと、白っぽいパテが下地用でその上に塗ってある薄茶色のパテが仕上げ用です。

使い方は詳しくはわからないのですが、とにかく用途に応じて変えるという事ですね。

 

 

そしていよいよ本命のクロスを貼っていきます。

 



 

角まで一面綺麗に貼ってあるとやっぱり気持ちがいいですよね。

 



 

ニッチなどの細かいところもついつい見てしまう程に出来上りが綺麗ですね。

 

 

 

 

クロスは丁寧にやればやるほどその結果が見た目に現れてくる場合もありますが、それと同時にセンスで左右されるものでもあります。

時間をかけたからと言って必ず綺麗にできるとは限らないですし、すぐに終わったからと言って仕上りが汚いかと聞かれれば全くそんなことはありません。

勿論職人さんによっても出來はそれぞれ異なります。

とは言えやっぱり経験によっても変わってくるものはあると思いますし、そこは何とも言えないところではあります。

 

 

因みに私が個人的に一番凄いと思っているクロス屋さんの技は、クロスの補修をする際の全体ではなく一部分だけを切り取って貼り替える作業です。

部分的に替えているのに継ぎ目が全く分からないのは正に紙業ですね。

 

建設部 捧