緑豊かでおだやかな住宅街に佇む、Tさんご家族のお住まい。のびのびと子育てができ、気兼ねなく暮らせる場所をと探してめぐりついたこの土地に、陽だまりとお気に入りの家具や雑貨、ご自身の作品に囲まれた、ほがらかなご家族にぴったりの明るく賑やかなマイホームを建てられました。
「小嶋工務店さんに決めたのは、大手よりも柔軟な対応をしてくれそうという期待もですが、スタッフの皆さんや会社の姿勢、顔がよく見えるような試みから、ハートが見えるような安心感を感じられたことが大きかったですね。他社では建築士さんに一度も会わずにプラン提案をされたことがありましたが、小嶋工務店さんは建築士さんも同席し、私たちに向き合って話を聞いてくれました。検討しやすいように丁寧に色が塗られた手描きのプランを提案いただいた時は、とても嬉しかったです」と奥様。
「僕は宿泊体験が良かったですね。どのメーカーも性能の数値は横並びで差がわかりませんでしたが、実際に泊まってみると体感がかなり違うことに驚きました。他社では少し息苦しさのようなものを感じたのに対し、小嶋工務店さんの家はとても快適でした。数値や説明では想像がつかなかった高性能住宅の住み心地を体験できたことが大きかったです。そもそも宿泊体験をさせてくれる会社さんがほとんどないんです。」と、Tさんは住宅性能が気に入られたそうです。
「断熱性・気密性に優れると言われる外断熱に興味がありましたが、扱っている会社がほとんどありませんでした。そんな中、国の断熱基準が上がる前から心地よさを追求した外断熱のソーラーサーキット工法に注力されておられ、施工実績の多さにも信頼感がありました。防蟻薬剤を使用しない『ターミメッシュ』もナチュラルで安心できましたし、予算面でも現実的でした。また、構造材が出来るまでの現場見学のバスツアーをやっている会社さんもはじめてでした。ツアー内では、退社された社員さんとのつながりが見えたりと、血が通っている会社の姿勢を感じられたこともよかったです」
また、担当営業から1cm単位でプランを調整できると聞き、大工の仕事ぶりを感じ取れたと同時に、当社と職人との密な関係性にも注目されたというご夫婦。もともと人とのつながりを大切にされる自営業で、かつクリエイティブなお仕事をされているおふたりだからこそ、お施主様と職人との結びつきに重きをおき、細部まで心を込めて創り上げる当社の家づくりに共感していただいたのかもしれません。
そんなご夫婦が家づくりでこだわられたのは、“一つひとつ確かめてつくる家”にすること。予算をかけるところと妥協するところ、いわゆるメリハリのあるプランにするのではなく、家中まんべんなく一定の基準値まで揃えることで、気に入らない所をいかに少なくしていくかを心掛けたそうです。例えば窓なら枠のデザインや断熱性の数値、床材なら木の種類や仕様、風合いなど、当社からの提案だけではなく、予算を見据えながらご自分たちで納得いくまで各種メーカーを調べ上げてひとつひとつ厳選。クリエイターらしい、妥協のないモノ作りの姿勢はさすがです。「どれもギリギリまで時間をかけて決めていきましたが、小嶋工務店さんは最後まで忍耐強く付き合ってくれました」と、当時を振り返られました。
さらに、「作為的すぎず、自分たちが”自然”と感じる見た目にしたくて」と、ノイズレスな水平・垂直のラインや、空間全体に馴染む素材感などにも配慮されたご夫婦ですが、特にその想いを強く読み取れるのが、LDKでひときわ目を惹く、すらりと美しいフォルムの階段です。「室内はできる限り広く開放的にしたかったので、視線が抜けるようなリビング階段にしました。架け方や段数、側面から見える木の模様など、たくさんの事例を参考にしました。手摺りは私たちのイメージに合うものがなかなか見つからなかったのですが、最終的に建築士さんが薦めてくださったものに決めました」と、こちらも試行錯誤を重ねてカタチに。
ほかにも、回遊動線の採用で人が渋滞することなくスムーズに動け、ソーラーサーキット工法とリフレア(除湿換気)の効果で、湿気もなくさらりと過ごせるなど、暮らしやすさもアップグレード。「最上階の小屋裏も、熱がこもりづらいですね。それにリフレアは小屋裏に換気システム用のスペースが不要になるので、収納や子どもたちの秘密基地にしたりと、より広く使うことができます」と、笑顔のTさん。在宅ワークがしやすい個室や、お子さんたちと一緒にものづくりも楽しめる奥様の作業室、ゲストも泊まることができる小上がりのタタミコーナーなど、仕事や趣味などを満喫できる場も随所に作り、ご家族みなさんと、またおひとりでも思うまま自由に創造力の羽を広げ感性を育める、Tさんご夫婦らしいとっておきのお住まいとなりました。